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※鬼絵は、「鬼をもって鬼を制す」という呪いの思想を心に刻み込むために描かれた呪詛アートです。鬼神覚醒と邪鬼退散の念が込められています。
[作者について]神谷雅治(別名「秘密出版局」)は、『陰陽師が教えてくれない闇の呪符65選』『呪符集 鬼符45選 最強呪符マニュアル』など数多くの書籍を出版して呪詛業界の先導する、日本屈指の呪符師です。「秘密出版局」の書籍はすべて神谷雅治が編集しています。
[必ずお読みください]・神谷雅治の作品の商品名や説明文には「金運上昇」「復縁成就」のような記述が書かれることがありますが、これは「金運上昇の念を込めた」「復縁成就の念を込めた」という意味であり、その効果・効能を約束するものではありません。・アクリル画は制作に数時間から数日かかる事があるため、単純な文字符(呪符)に比べると価格が高めに設定されています。・呪いの思想を心に刻み込むという特殊なテーマで描かれたアート作品です。一部の方にしか理解できない作品だと思いますので、十分にご検討の上、ご入札ください。・本商品は、佐々木書店が出品しています。呪符の使い方の説明や個別の悩み相談などのサポートはしておりません。なお、当店は、ヤフオクの質問欄をあまりチェックしていないため、質問をされても気が付かない場合が多いです。あらかじめご了承ください。・証明書付きの真作ですが、もし神谷雅治の作品でないことが明らかになった場合は、返品・返金対応いたします。
[鬼絵について]鬼絵は、数多くの呪術関連書籍を出版してきた神谷雅治がたどり着いた究極の画符(呪詛アート)です。以下に、神谷雅治の論考を掲載するので参考にしてください。
呪術の本質は、「鬼をもって鬼を制す」という思想にある。呪術の世界では、悪い出来事が起こるのは邪鬼のせいだと考える。だから、運気を好転するためには、邪鬼を消し去る必要がある。しかし、貧弱な人間の力では邪鬼を倒すことはできないので、鬼の力を借りる。これが「鬼をもって鬼を制す」という呪術の思想である。修験道の創始者である役小角が前鬼・後鬼を操り、陰陽師の安倍晴明が式神(鬼神)を操ったという伝説が生まれた背景には、このような呪いの思想があったのである。
呪符も「鬼をもって鬼を制す」という思想に基づいて作られている。多くの呪符に書かれている「鬼」の文字は、鬼神を意味しているのである。鬼神に向かって、「邪鬼を追い払え」と命令しているのだ。
邪鬼退散の符だけではなく、あらゆる呪符は、「鬼をもって鬼を制す」という思想に基づいて作られている。たとえば、商売繁盛の符は鬼神に向かって「邪鬼を追い払え、そして商売を繁盛させよ」と命令している。
しかし今では、このような呪いの思想は忘れ去られ、呪符はまるで神さまや仏さまにお祈りするためのアイテムのように扱われている。呪符を書く陰陽師や神職や僧侶たちでさえも、呪いの本質を理解しないまま、ただ古典呪符を丸写している。そんな時代だからこそ、私は出版活動をしたり、呪符を書いたりして、鬼の思想を再興しようしてきたのである。
鬼神とは何か。呪術の世界における鬼神は、恐ろしい鬼のことである。鬼神は、アマテラスオオミカミやオオクニヌシノカミのような一つの個性を持つ神さまとは大きく異なる。我々が鬼と聞いて「赤鬼」「青鬼」「太った鬼」「やせた鬼」「角が一本の鬼」「角が二本の鬼」など、様々な姿を想像するように、鬼神には無限の個性がある。鬼神は、心優しい穏やかな神さまではなく、恐ろしい鬼なのである。
民間呪法の世界では、すべての人間の心の深層には鬼(我鬼)がいると考える。呪符は、人間の心の深層にいる恐ろしい鬼を呼び起こす目的で作られるのだ。呪符は、邪悪な敵と戦う決意表明のようなものなのである。
「呪符の効果がすぐに出た」「呪符の効果に驚いた」と言う人がいるが、これは、呪符を手に入れたことで、我鬼が覚醒して、強靭な精神力を身につけた結果として生じた幸運だと言える。不安や恐怖心から解放された結果、自分の本来もっている能力を発揮できるようになるのである。だから、願いが叶ったり、苦しみから解放されたりすることがあるのである。
近頃の開運術の多くは、「いつも笑顔でいましょう」「人を憎んではいけません」と生ぬるいことばかりを言う。自分の人生の邪魔をする理不尽な連中から逃げようとしてばかりだ。そして、大抵の人は失敗する。いじめっ子に笑顔を向けたら「ニタニタ笑ってるんじゃねー」と言われ殴られるだけである。頭のおかしな連中を無視したところで、奴らは攻撃をやめない。呪いの思想は、そんな邪悪な敵と戦うことの大切さ教えてくれる。呪いの思想は、単なるオカルト信仰ではなく、弱肉強食の世界を強く生きるための知恵なのである。
だからこそ私は、「鬼をもって鬼を制す」という思想を広めるために、鬼の絵を描き続けている。
鬼絵は、中国の古典符咒をルーツとしている。日本の呪符は、図画を描いた画符は少ないが、中国の古典符咒には、魔物を描いた符咒が残っている。魔物とは、鬼のことである。つまり、「鬼をもって鬼を制す」という思想に基づいて画符が作られていたのである。魔物を描いた符咒は、中国でも主流ではない。むしろ、異端の術式と言えるかもしれない。それでも私は、このような画符こそが、鬼の思想を忘れ去ってしまった現代の人々が必要としている呪符なのではないかと考え、鬼絵を描き始めた。
私が描いた鬼絵には、我鬼覚醒(鬼神覚醒)と邪鬼退散の念を込められている。ぜひ、これを部屋に飾って、「鬼をもって鬼を制す」という呪いの思想を心に刻み込んで欲しい。そして、強靭な精神力を身につけることができれば、人生を好転させることができるだろう。(神谷雅治)